今回は、タイ・バンコクでの運転免許取得手順ということで、チャトチャック陸運局にて日本の免許からタイの免許へ切り替えを行う手順について解説します。
まず、全体の工程は以下の通りです。
【Step1】在タイ日本大使館にて免許切り替えに必要な書類の申請
【Step2】在タイ日本大使館にて免許切り替えに必要な書類の受け取り
※Step1とは別日
【Step3】チャトチャック陸運局にて必要書類のチェック及び免許証発行手続き日の予約
【Step4】チャトチャック陸運局にて免許証発行手続き
※Step3とは別日
より詳しい工程については後述しています。
【条件1】タイの長期ビザ(ノンイミグラントビザ・タイランドエリート・永住許可証など)を取得済みであること
【条件2】3ヶ月以上タイに滞在していること
【条件3】チャトチャック陸運局での手続きのため、以下の必要書類を揃える
1.パスポートの原本とコピー
※顔写真のページ・ビザのページ・最終入国スタンプページのコピーも一緒に持っていきます。
2.日本の運転免許証原本とコピー
3.日本大使館発行の「自動車運転免許証抜粋証明」原本とコピー
※自動車運転免許証抜粋証明は大使館にて550THB(価格変動の可能性あり)で取得可能です。申請書類は大使館内にあります。また、大使館に行く際に日本の免許証の原本を持っていく必要があります。
※国際免許証を取得済みの場合は、国際免許証原本及びそのコピーがあればOKです。
4.住所証明書類
※以下のいずれかを準備します。
・在留届出済証明の原本とコピー。(日本大使館にて550THB(価格変動の可能性あり)で取得可能です。申請書類は大使館内にあります。
・永住許可証の原本とコピー
・労働許可証の原本とコピー
注)2018年以降に発行された労働許可証から住所の記載がなくなっています。そのため、最近では日本大使館発行の在留届出済証明書を用意するケースが多いです。
5.健康診断書の原本とコピー
事前にクリニックなどで取得できます。(発行から1ヶ月以内のものである必要があります。)クリニックの参考ページはこちら。
以下、具体的な工程についてまとめました。
在タイ日本大使館にて必要書類の申請
まずは在タイ日本大使館に行って必要書類の申請をします。「自動車運転免許証抜粋証明」「在留届出済証明」の2つを申請します。
所在地・窓口受付時間等はこちらのページに掲載されいます。
大使館内に「自動車運転免許証抜粋証明」「在留届出済証明」それぞれの申請書類がありますので、そこに諸々情報を記入し、キューを取得して番号が呼ばれるのを待ちます。(キューは大使館内の発券機で取得します。)
申請の際、日本の運転免許証原本とパスポート原本も必要になりますので、忘れないようご注意ください。
※窓口で書類申請が完了したら、いつから書類の受け取りができるかを大使館の方が教えてくれますので、受け取り可能日以降に改めて大使館へ行きます。
※受け取り可能日は申請した日から2〜3営業日以降あたりになるかと思いますが、このあたりは大使館の事務処理スケジュールなどによって変わってくるかもしれません。
受け取る際に、各申請書類の発行料金を支払います。
・自動車運転免許証抜粋証明:550THB
・在留届出済証明:550THB
合計1,100THBでした。(大使館の規定等により価格は変動する可能性があります。)
チャトチャック陸運局にて書類チェック
大使館で書類を受け取ったら、書類一式を持ってチャトチャック陸運局の4棟へ行きます。
※チャトチャック陸運局は1〜13棟までありますので、場所を間違えないようにご注意ください。
記事冒頭に書いた通り、以下の書類を用意していきます。
▶︎パスポート原本とコピー
※顔写真のページ・ビザのページ・最終入国スタンプページのコピーも持参
▶︎日本の運転免許証原本とコピー
▶︎日本大使館発行の「自動車運転免許証抜粋証明」原本とコピー
▶︎日本大使館発行の「在留届出済証明」原本とコピー
▶︎健康診断書の原本とコピー
※発行から1ヶ月以内のものである必要があります。クリニックの参考ページはこちら。
チャトチャック陸運局4棟に入って右側のこちらの部屋に入ります。まずはここで必要書類のチェック及び免許証発行手続き日の予約をします。受付時間は08:30〜03:30です。受付人数の制限はありません。(土日祝日は閉まっていますのでご注意ください。)
※初回行く際は、予約なしのウォークインで行くことになります。アプリ等で事前予約していくことはできません。他の陸運局の場合はどうなっているかわかりませんが、スタッフの方に確認したところ、チャトチャックの場合はアプリ等で事前予約はできず、「まずはウォークインで来てください」とのことでした。受付人数の制限はないので、「まずは受付時間の08:30〜03:30の間で来てもらえれば!」とのことでした。
部屋に入ったら発券機がありますので、「Foreigners」を選択してキューを取得し、呼ばれるのを待ちます。
呼ばれたら、必要書類一式を窓口に渡して書類漏れがないかチェックしてもらいます。書類に問題がなければ、免許証発行手続きを行う日時を予約します。
私が行った際は、「予約できる日時は、今だと明後日以降から可能ですが、どの日時にしますか?」とご案内いただきました。おそらく今はあまり混んでおらず、予約も近い日でとりやすいのかもしれません。
※書類チェックと証明書発行手続きを同日に行わないのは、おそらく特定の日に人が集中せずスムーズに処理できるようにするためだと思います。
チャトチャック陸運局にて免許証発行
予約した日時に再度チャトチャック陸運局へ行きます。
4棟入ってすぐの右側の部屋に入ったら、また「Foreigners」を選択してキューを取得し、呼ばれるのを待ちます。(予約していてもキューを取得して待っていてくださいとのことでした。)
番号を呼ばれたら窓口で改めて書類チェック等を行い、2階へ行くように指示されます。
<手続きの流れ>
Step1.まずは2階に行ってデータ登録を行います。案内通りに進んでいけば問題ありません。
Step2.データ登録が終わったら3階へ行って、簡単なテスト(色をきちんと認識できているか等)を受けます。
Step3.テストが終わったら4階へ行ってタイでの運転に関するビデオ鑑賞をします。(約1時間くらいです。)
Step4.ビデオ鑑賞後は2階へ行って写真撮影と免許証の発行をしてもらいます。この際、手続き費用として205THBを払います。免許証はその場で写真付きのものをすぐに発行してくれます。
以上で手続き完了です。キューを取ってから上記4ステップ完了までは約2時間です。11時頃に予約した場合、1時間の昼休憩が入る関係で手続きが完了するのは14時くらいになるかと思います。ちなみに4棟の裏側には大きめのタイ料理食堂がありますので、そこでランチをとることが可能です。
カフェもあります。
タイの運転免許証発行後の車の購入
免許証を取得した後に車の購入を検討されている方もいるかと思います。車のお店はたくさんありますが、タイ現地での車事情の把握や言語面で不安がある場合は、クルマ相談窓口というサービスをタイで展開されている佐藤さんへの相談をおすすめします!
こちらのページから問い合わせできます。
佐藤さんは何度もお会いしていますが、車の知識やタイでの経験が豊富な方で、親身に接してくださる方です。^^
タイ法人用の車(社用車)や個人で使用する車の購入から売却まで幅広くサポートされていますので、車で困っていることがありましたらぜひ佐藤さんに相談をおすすめします!
以上、チャトチャック陸運局でのタイ運転免許取得手順のまとめでした。